
誠
言と行を一致させる
言ったことを、そのままやる。単純ですが、続けた人は多くありません。




道元
どうげん/1200–1253/鎌倉・室町
ただ坐ることに、答えを置いた人
宋で学び、日本に曹洞宗を伝えた僧です。悟りを求めて坐るのではなく、坐ること自体が仏の姿だと説き、生活の細部まで修行として書き残しました。


一休宗純
いっきゅう そうじゅん/1394–1481/鎌倉・室町
建前を、笑いで崩した僧
権威や形式をきらい、規則から外れた振る舞いで知られる禅僧です。詩と狂歌で人の建前を突きながら、最晩年には焼けた大徳寺の再建を担いました。

上杉謙信
うえすぎ けんしん/1530–1578/戦国・安土桃山
領土より、筋を選んだ武将
越後を治めた戦国大名です。頼まれて出兵することが多く、勝っても土地をあまり取らなかったため、義の武将と呼ばれてきました。

緒方洪庵
おがた こうあん/1810–1863/幕末・維新
医は自分のためではないと書いた人
大坂で適塾を開いた蘭方医です。天然痘の予防に取り組み、医師の心得を訳して残しました。福沢諭吉ら多くの人材が学んでいます。

勝海舟
かつ かいしゅう/1823–1899/幕末・維新
負ける側の、後始末をした人
幕府の海軍を育てた幕臣です。自分が仕える体制の敗北を早くから見通し、西郷隆盛との会談で江戸を戦火から救う道をまとめました。

西郷隆盛
さいごう たかもり/1828–1877/幕末・維新
維新を進め、維新に反した人
薩摩藩を代表する立場で新政府をつくった中心人物です。のちに政府と対立して郷里へ戻り、西南戦争で敗れて生涯を終えました。

吉田松陰
よしだ しょういん/1830–1859/幕末・維新
二年足らずで、次の世代を育てた人
長州の兵学者です。密航に失敗して幽閉されたのち、松下村塾で教えた期間はごく短いものでしたが、そこから明治維新を動かす人が多く出ました。


内村鑑三
うちむら かんぞう/1861–1930/明治
後世に何を残すかを問うた人
教会に属さない信仰を説いた思想家です。教育勅語への敬礼をめぐって職を失い、開戦論が大勢を占めるなかで日露戦争にも反対し続けました。



与謝野晶子
よさの あきこ/1878–1942/大正・昭和(文化・学術)
言ってはいけないことを歌にした人
情熱をそのまま詠んだ歌人です。戦地の弟を思う詩や女性の自立を説く評論も書き、十一人の子を育てながら仕事を続けました。
出光佐三
いでみつ さぞう/1885–1981/近現代の経営者
社員を解雇しなかった経営者
石油販売会社を一代で築いた経営者です。敗戦で事業のすべてを失った時も社員を解雇せず、その方針を生涯変えませんでした。
平塚らいてう
ひらつか らいちょう/1886–1971/大正・昭和(文化・学術)
女性は太陽であったと書いた人
女性だけの文芸雑誌『青鞜』を創刊した思想家です。女性の自立と母性の保護を論じ、戦後は平和運動にも関わりました。
稲盛和夫
いなもり かずお/1932–2022/近現代の経営者
動機は善か、と自分に問うた経営者
京セラを創業し、通信会社を興し、経営破綻した航空会社を立て直した経営者です。判断の前に動機を確かめる方法を説きました。
額田王
ぬかた の おおきみ/生没年不詳/古代・飛鳥奈良
国の場面で歌を詠んだ女性
万葉集を代表する女性歌人です。船出や狩りといった公の場面で、その場を代表して歌を詠む役を担いながら、隠しきれない私的な感情の歌も残しました。
