1912–1989
大正・昭和(文化・学術)
戦争をはさんだ激しい時代に、詩や研究や絵が続けられました。役に立つかどうかとは別の場所で、人が何かを作り続けた記録です。



宮沢賢治
みやざわ けんじ/1896–1933
ほとんど読まれずに書き続けた人
岩手で農業を教えながら詩と童話を書いた人です。生前に世へ出た作品はごくわずかで、手帳や原稿が見つかった死後に読者が広がりました。
西堀栄三郎
にしぼり えいざぶろう/1903–1989
石橋は叩いても渡れないと言った人
真空管の国産化や品質管理の普及に関わった技術者です。南極観測隊の第一次越冬隊長も務め、新しいことの始め方を書き残しました。
湯川秀樹
ゆかわ ひでき/1907–1981
日本人初のノーベル賞、その後に平和運動
中間子の存在を予言し、日本人として初めてノーベル賞を受けた物理学者です。受賞後は核兵器をなくす運動に長く関わり続けました。
糸川英夫
いとかわ ひでお/1912–1999
長さ二十三センチから始めた宇宙開発
日本のロケット開発を始めた工学者です。戦闘機の設計から出発し、鉛筆ほどの小さなロケットを水平に発射する実験から宇宙への道を開きました。