
1467–1603
戦国・安土桃山
明日をも知れない時代に、人はどう決断したのか。乱世の言葉には、迷いを断つための強さと、意外なほどの繊細さが同居しています。


千利休
せん の りきゅう/1522–1591
引くことで、豊かさを見せた人
堺の商家に生まれ、狭い茶室と簡素な道具で、もてなしの形そのものを作り替えた茶人です。足すのではなく引くことで豊かさを見せる方法を示しました。


織田信長
おだ のぶなが/1534–1582
古い仕組みを、壊してつくり直した人
尾張の一大名から天下統一の一歩手前まで進んだ武将です。市や関所のきまりを作り替え、鉄砲の運用や築城でも、前例のない手を先に試しました。

豊臣秀吉
とよとみ ひでよし/1537–1598
身分の壁を、自分でこえた人
尾張の農民の家から関白まで上がり、天下統一を成し遂げた武将です。検地と刀狩で社会のしくみを整えた一方、朝鮮出兵は大きな犠牲を生みました。

徳川家康
とくがわ いえやす/1543–1616
待つことで、二百六十年を用意した人
人質として少年期を過ごし、二度の主君の死を経て天下を取った武将です。江戸幕府を開き、その後二百六十年余り続く体制の骨組みをつくりました。

伊達政宗
だて まさむね/1567–1636
生まれるのが遅かった、と言われた大名
東北に大きな勢力を築いた大名です。天下統一に間に合わない時期に生まれ、その後は仙台の町づくりと海外への使節派遣に力を注ぎました。