はじめに
画面に出るコマンドの結果は、この教材の中だけの模擬出力です。いま使っている端末のネットワーク設定を変えたり、外部のサイトへ通信したりすることはありません。
この教材で身につくこと
- 物理→リンク→IP→DNS→アプリの順に確認する理由を説明できる。
- ipconfig相当の情報からIP、サブネットマスク、ゲートウェイ、DNSサーバを読み取れる。
- pingの結果を証拠として使い、それだけでは原因を断定できない場合があると分かる。
- IPアドレスでは届くのに名前では届かないときに、DNSを疑える。
- 観測する前に設定を次々と変えず、証拠と仮説を対応付けられる。
この教材で使うことば
- 切り分け
- 確認した結果を使って、原因の候補を少しずつ狭めることです。
- リンク
- 同じ区間で機器同士が信号をやり取りできる状態です。
- DNS
- 名前をIPアドレスへ変換する仕組みです。
- デフォルトゲートウェイ
- 別のネットワークへ出るときの出口です。
確認する5つの層
| 順 | 層 | 確かめること | 使う道具 |
|---|---|---|---|
| 1 | 物理 | 電源やケーブルが実際につながっているか | 電源、ケーブル、差し込みの確認 |
| 2 | リンク | 直結区間で信号をやり取りできるか | リンクランプ、NICの状態 |
| 3 | IP | 自分の住所と外への出口が正しいか | ipconfig相当、ゲートウェイへのping |
| 4 | DNS | 名前をIPアドレスへ変換できるか | nslookup相当、IP直打ちとの比較 |
| 5 | アプリ | 相手のサービスが応答するか | ブラウザ相当、HTTPの確認 |
シナリオ
この教材で単純にしていること
実際の障害では層の境目がはっきりしないことや、pingへ応答しない設定になっていること、原因が複数あることもあります。「pingが返らない=相手が停止している」とは限りません。