プレゼン:スライド作成〜発表の極意&評価基準
目的:スライドは「読ませる資料」ではなく「視線誘導」。伝えたいことを、短時間で分かりやすく届ける。
タイマー
発表・作業時間の管理用(印刷には出ません)。
基本方針
- 文字を大きく:空間にいる一番後ろの人が「一瞬で読める」ことが最優先(目安:最小30pt)。
- 1スライド=1アイデア:タイトルに主張(結論)、本文は根拠(図・写真・数字)中心。
- 1スライドの時間配分:「論点の切れ目」でスライドを切る(結果として1枚のスライドに0.5〜2分かかる)。
スライドは“今見てほしい場所”を指示する装置。
- 文章だらけ(読む→聞かない)
- 小さい文字・薄い色(見えない)
- 1枚に主張が複数(何が言いたいか不明)
10/20/30(伝わるプレゼンの最低ライン)
スライドは少なめ
だらだら説明を防ぐ。1スライド=1アイデアを徹底。
時間は短く
1スライドで30秒〜2分の範囲内で。結論→理由→例→結論。
最小文字は30pt
一番後ろが一瞬で読めることが最優先。
スライド資料の作り方
-
ゴールを決める:聞き手が最後に覚える「一言」を決める(例:
〇〇である。理由は△△)。 - 持ち帰りポイント3つ:(1)何が好き?(2)なぜ好き?(3)具体例(体験/特徴/おすすめ)。
- 構成テンプレ:導入(掴み)→ 理由 → 具体例 → まとめ(もう一度結論)。
- 1スライド1メッセージで割る:各スライドのタイトルは“主張の1文”にする。
- 見やすさ確認:最小文字サイズ、コントラスト、余白、図の意味(装飾NG)。
- リハで調整:時間計測→言い換え→スライドと話が一致しているか最終確認。
推奨スライド構成(4〜6枚)
- ① タイトル:〇〇
- ② 理由①:〇〇だから(写真/数字で根拠)
- ③ 理由②:〇〇だから(体験談/比較)
- ④ 具体例:おすすめの使い方・場面
- ⑤ まとめ:結論+一言メッセージ(“だから私は〇〇推し”)
発表の時に気にすること(チェック)
評価基準①:スライド(20点)
各観点4点満点(合計20点)。※表はそのまま授業用に利用可。
| 観点(4点満点) | 4点(優) | 3点(良) | 2点(可) | 1点(要改善) |
|---|---|---|---|---|
| ① 1スライド1メッセージ(タイトルが結論) | 各スライドの主張が1つで、タイトルだけで要点が分かる | ほぼ1主張。タイトルも概ね要点がわかる | 1枚に複数主張が混ざり、要点がぼやける | 何を言いたいか不明。箇条書き羅列になっている |
| ② 可読性(文字サイズ・コントラスト) | 後ろから一瞬で読める。小さすぎる文字がない | ほぼ読めるが、一部小さい/薄い | 読みにくい箇所が複数ある | 読めない。文字が小さい/背景と同化 |
| ③ 情報量(1スライド1アイデア) | テキスト最小で、画像・数字などが効果的に補強 | やや多いが許容範囲 | 文字多めで、読む時間が必要 | 文章だらけ(資料化)で聞くより読む状態 |
| ④ ビジュアルの適切さ(写真・図の意味) | 画像/図が主張の根拠になり、選択が的確 | 関連はあるが、やや弱い/説明不足 | 関連が薄い、または装飾目的が多い | 逆に混乱させる(関係ない、荒い、意味不明) |
| ⑤ 流れと枚数(話と一致・配分) | 話の展開と完全一致。枚数も時間配分に合う | 概ね一致。偏りは小さい | 一部ズレや偏りがある | スライドと話が噛み合わず、枚数/配分も不適切 |
評価基準②:プレゼンテーション(20点)
各観点4点満点(合計20点)。※表はそのまま授業用に利用可。
| 観点(4点満点) | 4点(優) | 3点(良) | 2点(可) | 1点(要改善) |
|---|---|---|---|---|
| ① 構成(導入→理由→具体例→まとめ) | 1分で筋が通り、聞き手が迷わない | 概ね分かるが、つなぎが弱い所がある | 話が飛ぶ/順序が分かりにくい | 何を伝える発表か分からない |
| ② 分かりやすさ(自分の言葉・明瞭さ) | 自分の言葉で常に理解できる | ほぼ理解できるが、言い回しが曖昧な所がある | ところどころ聞き取り/理解が難しい | 原稿依存が強く、内容が伝わらない |
| ③ 声・速さ・抑揚(聞き取りやすさ) | 音量・速度・抑揚が最適で聴きやすい | 概ね適切。少し速い/小さい等がある | 改善が必要(単調/速すぎ/小さすぎ) | 聞き取れない、または極端に不適切 |
| ④ 視線・姿勢・ジェスチャー | 聴衆を見て、自然な姿勢と動きで伝える | 視線はあるが、時々画面/原稿に戻る | 視線が少ない/落ち着きがない | ほぼ見ない、姿勢も崩れている |
| ⑤ 時間管理・操作(スライドと同期) | 時間内でテンポ良く、操作もスムーズ | ほぼ時間内。操作に少し迷い | 時間超過/短すぎ、操作もぎこちない | 大きく時間を外れ、進行が止まる |
- スライドの文章を読み上げる
- 声が小さい/早口で聞き取れない
- 結論が最後まで出てこない
自己評価・相互評価(短く)
発表を見た人は、必ず「良かった点1つ」「次に直す点1つ」を書く。
| チェック | はい / いいえ | メモ |
|---|---|---|
| 後ろから読めた(文字が大きい) | はい □ / いいえ □ | (例)小さい文字があった / 色が薄かった など |
| 1スライド1メッセージだった | はい □ / いいえ □ | (例)2つ主張が混ざっていた など |
| 結論が最初に言えていた | はい □ / いいえ □ | (例)導入が長かった / 最初に言うと良い など |
| 声・速さが聞き取りやすかった | はい □ / いいえ □ | (例)速い/小さい/単調 など |
| 時間内に終わった | はい □ / いいえ □ | (例)具体例を1つ減らすと収まる など |
コメント欄
良かった点(1つ):____________________________________
次に直す点(1つ):____________________________________
参考(先生用)
- 10/20/30(最小30pt目安):Guy Kawasaki
- 1アイデア/1スライド:Duarte
- 発表評価(明瞭さ・声・視線など):Toastmasters
- 口頭発表ルーブリック例:Purdue
- 日本語のプレゼン用ルーブリック例:長崎大学
- ルーブリックの説明(定義):文部科学省
※このページは授業用に再編集したテンプレです。学年・時間・目的に合わせて枚数や配点を調整してください。